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登山に必須!掛金280円でOK!遭難捜索費用・救助費用を登山保険カバー!登山保険まとめ

更新日 : 2021/07/03
登山保険イメージ
登山で心配なのは、道迷いでの遭難、滑落・転倒等によるケガや病気で、自力下山が困難になることではにでしょうか?

もしも自力下山が困難な状態になった場合や道迷いで遭難の場合、山岳救助隊や警察、消防等の公的機関が救助や捜索を行ってくれます。

しかし捜索が広範囲にわたる場合や、人手が足りない場合は、地元山岳会や民間の救助隊にお願いしたり、場合によっては民間ヘリコプターをチャーターすることになります。
この場合、遭難者の費用負担は100万円単位になってきます。

ちなみにヘリコプターを1時間チャーターした場合46.5万円、民間救助隊が1日1人:2〜5万円の費用(他に、食費・宿泊費・交通費・通信費)がかかります。

僕はベテラン登山家ではありませんが、登山保険歴数年の僕が、登山の不安を解消して、安心して登山を楽しめるように、オススメの登山遭難保険を紹介します。

登山保険の種類

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  • 短期補償・・・1泊2日・・・数百円〜
  • 長期補償・・・年間定額・・・数千円〜

登山の保険には、1日単位の短期的なものから、年単位の長期的なものがあります。

たまに行く程度なら1日保険で、季節毎に年に数回定期的に行くのなら1年契約がよいでしょう。

また、ハイキングやトレッキングなどの軽登山とピッケルやアイゼン、ザイルを使うようなクライミングのような登山の内容によっても保障の内容が異なります。

それに伴って、遭難・救助に特化した保障内容のものにするか、
ケガ等の医療費もカバーしてくれるものにするか、

現在自分が加入している医療保険や自動車保険の特約内容も加味して無駄なく選ぶといいでしょう。

オススメ登山保険

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では、ズバリ僕がお勧めする「登山保険」です。

医療保険や自動車保険の特約等でなにも保険に加入していない方の場合は、
1日からの短期保険、年単位の保険もどちらもYAMAPの保険がバランスがとれていいように思います。

別の保険で、ケガなどを補償されている場合は、遭難や救助の特化した保険がお勧めです。

ズバリ1日保険のオススメ

  • YAMAP登山保険
  • モンベル野あそび保険
  • Yahoo ちょこっと保険 山保険プラン(登山保険)

保険料も数百円程度で、1日から1ヶ月単位で加入できるので未加入の同伴者にもオススメでできます。

ズバリ1年保険のオススメ

  • JRO
  • YAMAP登山保険

救助費のみ補償

  • nihiho 日本費用補償少額短期保険
  • 山岳寄付基金 やまきふ救済会

毎月のように、登山やアウトドアに出かける場合は、年単位で加入したほうがお得です。

捜索・救護のみの保障にするか、ケガの保障も含むかで掛け金が変わってくるので、自分の医療保健の内容を確認して加入すると、重複せずに無駄なく加入できますよ。

特に個人賠償保険は、自動車保険の特約で加入している可能性があるので確認をお忘れなく。

1年間の山岳遭難数

令和和元年の山岳遭難発生状況

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発生件数2,531件(前年対比-130件)
遭難者2,937人(前年対比-192人)
うち死者・行方不明者299人(前年対比-43人)
負傷者1,189人(前年対比-12人)
無事救助1,449人(前年対比-137人)
引用:警察庁生活安全局生活安全企画課  令和元年における山岳遭難の概況

警察庁生活安全局生活安全企画課 が発表している「令和元年における山岳遭難の概況 」を見てみると、

令和元年一年間に約2,500件山岳遭難が発生して、約3,000名が遭難しています。

この3,000名を1年365日で割ると「1日約8.2人」。
毎日遭難者がでていることになります。

これを多いと見るか少ないと見るかは、個人の受ける印象でことなりますが、
初心者に限らず、ベテランでも遭難事故はおこるし、初心者向けの低山でも滑落して最悪亡くなってしまうことも、頭の片隅に置いておいて欲しいと思います。

過去10年間の山岳遭難発生状況

発生件数+589件(+30.3%)
遭難者+541人(+22.6%)
死者・行方不明者+5人(+ 1.7%)
引用:警察庁生活安全局生活安全企画課  令和元年における山岳遭難の概況

驚くことに、10年間で発生件数が「30%」増加しています。

昨今の登山ブームで、登山が増えているので相対的に増えている感じなんですが、登山者が増えているということは、同じ日に同じ山系もしくは同じ都道府県で事故が発生する可能性があるということでもあります。

同じ日に事故が発生してなにが困るかというと、公的期間のヘリコプターがどちらか一方の現場にしか行けない可能性ができてきます。

そうなった場合最悪、民間のヘリコプターをチャーターして捜索や救助にあたるので、費用は登山が負担することになります。

そんな状況でも山岳保険に加入していれば、安心なので登山に出かける前に保険に加入してでかけましょう。

登山遭難保険の紹介

保証内容や掛け金、諸注意事項は各サイトで確認してご契約ください。

YAMAP登山保険

保険料280円~(期間により変動)
450円~1,050円(30日プラン/補償内容で変動)
4,800円〜10,500円(1年プラン/補償内容で変動)
期間1日~(期間は選択可能)、30日プラン、1年プラン
補償内容①レスキュー保険(遭難救助費用)
②アイテム補償セット(レスキュー保険+スマホ、携行品、道具などの故障、破損、盗難などの補償)
③ケガ補償セット(レスキュー保険+ケガによる入院・通院をカバーする補償)
④ケガ&アイテム補償セット
備考携行品の故障や破損もカバーしてくれる

モンベル野あそび保険(国内旅行傷害保険)

保険名称モンベル野あそび保険
保険料年会費1,500円
保険料:250円・500円
期間1泊2日・3泊4日・6泊7日
補償内容死亡・後遺障害・入院・個人賠償責任・携行品・救援者費用等
冬山×
備考モンベルメイトになることが条件

引用:mont-bell

Yahoo ちょこっと保険 山保険プラン(登山保険)

保険料440円~5,630円
期間1ヶ月ごと
補償内容傷害死亡・後遺障害・入院、通院・携行品損害・救援者費用
備考「Yahoo!プレミアム会員」になることが条件

JRO(ジロー)

JROは、登山をはじめボルダリング、マウンテンバイク、山菜取り等までアウトドア分野を広くカバーしています。また、日本国内の山行は、アイゼンやロープ、ピッケルを使う場合、病気によるトラブルでもすべて補償してくれます。

また、JROは相互互助(カバレージ制度)を採用していて、会員の捜索救助費用は「会員みんなで負担する」というシステムを取っています。

支払った補てん金の総額を、当該年度の会員で等分に負担する事後分担金制度を採用しているので定額の事後負担金ですみます。
※2017年は「500円」

保険名称日本山岳救助機構会員制度
保険料入会金:2,000円
年会費:2,000円
事後分担金:750円〜1,500円
年間保険料:500円
期間1年間
補償内容捜索・救助費用:550万円実費補填他
冬山
備考捜索・救助費用、遺体搬送費用、関係者駆けつけ費用、謝礼費用
海外なし
死亡、傷害、治療費、責任賠償は対象外
プロアドベンチャーレーサーんの田中陽希さんでおなじみです。

nihiho(日本費用補償少額短期保険)

日本費用補償 レスキュー保険は,ケガ・死亡・入院・通院・個人賠償・携行品損害は補償されません。遭難に特化したタイプ保険になります。JROと競合しますが、こちらは保険になるので事後負担金がないのと法律で保護されています。

料金的にはJROより多少高めですが、JROの事後負担金が1,500円になった場合は、ほとんど金額の差はなくなります。

保険名称レスキュー費用保険
保険料 5,000円
期間1年間
補償内容救援者費用等捜(索救助費用:300万)
死亡、入院、通院、損害賠償の保障なし

山岳寄付基金 やまきふ共済会

会費の一部が登山道整備や遭難対策のための寄付金へ充てられます。
捜索救助にかかる救援者費用は、親族がかけつける交通費や宿泊費もカバーしています。
日帰りから三泊四日まで対応の短期も可能です。

保険料4,000円
期間1年間
補償内容救援者費用等(索救助 費用:500万)
冬山
備考海外の事故も対象

登山遭難保険のまとめ

いろんなギアにお金をお金をかけるのと同じように、保険にもちゃんとお金をかけましょう。

遭難や事故の一番の要因は「道迷い」です。
道迷いにはいろんな要因がありますが、ひとつに心に不安要素をもたないことが大切です。

もしも、アクシデントがあって、救助を呼ぶようなことになったらどうしよう…。
なんて不安要素をもっていては、間違うはずのないことでも、ちょっとした勘違いや集中力の欠落で、悪い想像が現実になることだってありえます。

登山遭難保険は比較的リーズナブルなので、保険に入ってメンタル面に不安を抱かないようにしておくことは重要ですし、
なにより楽しい登山に自信をもって出発することができるので加入は絶対オススメします。

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